あたしの家の2階に、「ミィ」と「誰か」の、2人組が引っ越してきた。
別に最初は気にも留めなかったのだが、あたしが日暮れまで友達と遊んで帰ってくると、「遅かったわね。夕ご飯出来てるわよ」とか頼んでもいないのに夕ご飯を作ってくれるし、
あたしが自分の部屋で学校の宿題をやっていると、「字が雑ね、もうちょっときれいに書いたら?答えはあっているのに」と余計な口をはさんでくる。
挙句の果てに、この前はその小さな体であたしの布団を干していた。
あたしは「もう構わないで」と言ったのに、「なら、なんで今私の手を握っているの」と訳のわからないことを言ってくるし、本当に早く引っ越さないかなと毎日、具体的に言うと他に何も考えることがなくなってたまに「あ、そういえば2階の」と思い出すたびにそう願っているのだった。
あの「ミィ」が作る料理はとても美味しい。
この前作ってくれたトマトクリームパスタがまた格別に美味しく、あの料理はあたしのお気に入り料理ベスト3もといトップ1に輝いている料理と言っても過言ではない。
あたしはあれを毎日食べても、飽きない自信がある。
で、その後「ミィ」と「誰か」がどこに行ったかというと、
実はまだあたしの家の2階にいるのです。